粉末油吸着材"クリーンスイープ"を使っても
絶対的に取れない条件があります。
クリーンスイープの粉末が届く範囲で、且つ水分があれば、
吸着して、取り除くことができます。
しかし、粉末が届かない箇所には、効果がありません。
【例】
1,コンクリートの中
コンクリートは浸透性が高く、表面にこぼれたオイルは
時間と共に急激に浸透していきます。
ただし、表面の油分はしっかり取れますが、
油染みはしっかり残ります。
2,ブロック
これもコンクリート同様浸透が高いため、
中に浸透したオイルを除去できません。
3,中和剤を使って処理した後のアスファルト
何も処理を施していない一般的なアスファルトであれば、
問題ありませんが、食器用洗剤をはじめとする中性洗剤や
いわゆる中和剤とよばれるものを使って、
残ってしまったオイルには効果が非常に薄くなります。
理由は、化学製品を使うと油の塊が細かくなって、
取れやすくなる一方で、アスファルトの中にも浸透しやすくなり、
油染みが残りやすく、また水処理をするため、
逆に広がりやすくなります(この処理で失敗した方も多いはず)。
クリーンスイープは様々なプロの現場で活用されていますので、
こんなところで使えないかなとお悩みの際には、ぜひご相談下さい。